こんにちは、税理士の竹田です。
今日は税理士試験の合格発表日ということで、いつもと趣向を変えて、これから税理士業界で働こうと考えている方向けに、大手税理士法人と中小税理士事務所どちらに就職するとよいかそれぞれ比較してみたいと思います。
ちなみに、私の経歴としては、大学卒業後、3年間税理士試験の勉強に専念した後、広島にある会計事務所(従業員30名ほど)で1年ほど働いた後、国内大手といわれる税理士法人で1年半働き、その後4大税理士法人で8年ほど働いてきました。
そんな私が感じた、それぞれの法人で働くメリット・デメリット(個人的感想を含みます。)を簡単にまとめてみました。
メリット |
デメリット |
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中小税理士事務所 |
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国内大手税理士法人 |
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4大税理士法人 |
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もちろん他にもメリット・デメリットはたくさんありますが、以上が個人的に感じたメリット・デメリットです。
では、結局どこがよかったかといわれると、働いてきた期間を見ていただけるとわかりやすいかと思いますが、4大税理士法人が一番良かったかなと思っています。
もちろん、中小税理士事務所や国内大手の税理士事務所で働いてきたバックグラウンドがあったからということもあるかもしれませんが、4大税理士法人が一番良かった理由としては、上記のメリットに挙げていることや、海外研修などほかの事務所では経験できないようなことをたくさん経験することができたからです。
だからと言って、これから税理士業界に就職しようという方に4大税理士法人だけをおすすめするかというとそうではありません(おすすめしていないわけではありません。)。
税理士といっても、記帳代行や融資に特化している事務所であったり、相続税、組織再編、国際税務など様々な分野に特化している税理士事務所(法人)がたくさんあるため、今後税理士として若しくはビジネスマンとしてどうありたいか、また、時代の流れからどういった税理士が求められているのかを考えることが一番重要だと思っています。そのうえで、自分にあった税理士事務所(法人)を探してみてはいかがでしょうか。
税理士業界は将来AIにとってかわられる業界の1つだといわれていますが、私はそうは思っていません。もちろん記帳代行などについてはAIを利用し効率化すべきだと思いますが、複雑な税制を標準化してAIに判断させるということは個人的には不可能だと思っています。
むしろ、毎年10%ほど減っている税理士試験受験者数や税理士全体の平均年齢から考えても、これから税理士を目指す若い方は税理士であるだけで希少価値があり、チャンスをつかみやすい環境にあると思います。
長くなりましたが、これから税理士業界で働こうと考えている方、今現在税理士を目指している方の参考になればと思います。ぜひ一緒に税理士業界を盛り上げていきましょう!
竹田
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